調布の弁護士による相続・遺言・遺産分割のご相談[調布くすのき法律事務所]

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当たり前のことに対して、心からの感謝を

所長の狩集です。

私の人生信条の一つに、「感謝、謙虚、健康」があります。これは、私が弁護士になったときに、亡父から仕事をするにあたって授けられた言葉です。

 

このこともあり、私は「ありがとう」「ありがとうございます。」という言葉を口癖のように発していました。タクシーを利用した際にも運転手さんに「ありがとう。」お客様にも「ありがとうございます。」

 

では、なぜ、人は感謝するのでしょうか?

 

参加している経営塾で、先日、このようなお話がありました。

 

仏教では、苦諦(くたい)すなわち、一切が苦であるという真理があり、一般的には「人生は苦である」と解説されるが、元々の語源は、ドゥッカ・サッチヤであり、その真意は、「思い通りにならない」という意味である。

 

この「人生は思いどおりにならない」ということを基本に考えれば、たまたま思い通りにいったことに対しては、感謝の気持ちが自然に現れるはずであるというお話でした。

 

多くの人は、それぞれ目標やなりたい自分をイメージして、実現のために努力します。目標・イメージのとおりにいけば、達成感を味わい、自分に自信を持ちます。これだけなら良いのですが、目標達成の過程で周囲の協力や理解があるはずなのに、心のどこかで、自分の努力の結果であり当然だという自己中心的な考えから、思い上がり、過信に至ってしまうこともあります。

反対に、物事がうまくいかないときには、時代が悪い、運が悪いなど、自分以外に責任転嫁をして不平不満の気持を抱くことがあります。失敗したくないため、そもそも、新たなチャレンジを控えてしまうこと人も多くいます。

 

しかし、そもそも「人生は思いどおりにならない」という考えが根底にあれば、良いことも悪いこと、全ての出来事に自然体で対応できることができます。家族が健康であること、大過なく仕事が進んでいることに対して、たまたま思いどおりになっているのですから、自然に感謝できるようになります。

 

この考え方は、目標達成のためのイメージトレーニング、プラス思考とは全く逆の、何だかあきらめの境地のようですが、少なくとも、他者との関係においては、持っておくべき視点だと思います。

 

 

「従業員さんが思うとおりに動いてくれない。」「配偶者と性格が合わない。」

 

思いどおりにならないことが人生なのです。

 

そんな関係の中でも、離職率が高く、採用難の時代に従業員さんが働いてくれること、縁あって結婚して子宝に恵まれたことなど、幾つかは思いどおりになっていることがあるはずです。そういったことへの感謝を積み重ねることで、関係は改善できると信じます。

 

過去と他人はコントロールできませんが、自分と未来は、考え方次第で変えることができるのです。

 

「人生は思い通りにならない」ことを心の座標軸に据えて、これからも努力を重ね、今までは当たり前のように思っていた現状に、心から感謝できる人間になることを誓いました。

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