調布の弁護士による相続・遺言・遺産分割のご相談[調布くすのき法律事務所]

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安定軌道という名の停滞

弁護士の狩集です。

 

創業者は、それぞれ様々な経緯で事業を立ち上げます。

ビジネスモデルがしっかりとして、センスの良い創業者は、爆発的に売り上げを伸ばし、組織を急成長させます。そうではない、いわば普通の創業者は、目の前の仕事に懸命に取り組み、少しずつ成長を遂げていきます。数年先の安定的な経営・生活を目標として。

 

多くの創業者は、創業時に、沢山の情報を貪欲かつ謙虚に吸収し、自社に取り入れて自社を成長させます。うまくいかない時も業界の先輩の話を聞いたり、本を読んでセミナーに参加するなどして、自社でトライ&エラーを繰り返して、たいていは3年から5年程度で安定軌道に入っていきます。安定軌道という当面の結果を手に入れることにより、創業者は「安心」「自信」を手に入れることができます。

 

さて、求めていた安定軌道・安定経営。実際に手に入れた創業者の反応は様々です。

 

このままの状態を維持してやっていこうと思う人

 

安定経営ってこんなものか。安定といっても不安は拭えないし、何だかおもしろくないと思う人。

 

この安定軌道に乗った際にどう決断するかがその後の創業者の人生の分かれ目だと思います。

 

一般的には、前者の安定軌道に満足する方が多い気がします。身の安全を守りたいというのは人間の本能ですから、当然です。

私たちの弁護士業界も一人事務所が多いのが現状であり(59%が一人事務所 弁護士白書2016年版より)、多く先生方が堅実な経営を続けています。弁護士と事務員さんが一体となって案件処理に当たるのが業務処理の基本ですので、一人事務所は、それ自体素晴らしい経営形態だと思います。

 

かくいう私の正直な気持ちは、後者の何だか面白くなくないというものでした。

安定軌道といえば表現はいいですが、見方を変えれば、成長が鈍化もしくは退化している停滞状態といえるのではないでしょうか。このようなことに思い至り、どうしようか迷った時期がありました。

 

このような状態に陥った時にはどうすればいいのでしょうか。

私の取り組みが皆さんのヒントになるかもしれません。

 

まずは、何人かの先輩経営者にお話を伺いました。

やはり同じ経験をされた方が多く、少し安心することができました。

先輩方のアドバイスは、成功している人や頑張っている人に会うべき、イチローについて書かれた本を読んだ方がいいなど様々でした。

 

私自身も、もう一度自分が創業したときの志について思い起こしてみました。また、これまでの数年間の歩みを振り返り、今後どのような事務所にしたいのか、これまで犠牲にしてきた家族との時間をどうやって確保するのかなど、これからの人生について真剣に考えました。

 

 

悶々とした数週間を過ごした結果、出した答えは、仕事だけでなく、家族、人生観など各方面に対するバランスを持った新たな目標を持つことでした。

安定を目標とはせずに、各方面で成長できる目標を掲げようと決心しました。

 

 

いかがでしょうか。

 

一番大切なのは創業者のモチベーション。社長自身がワクワクできる人生・会社の姿をイメージすることが大切です。家族・従業員さんを含めたみんなが仕合せになるイメージができたら、毎日がハッピーです。

 

安定軌道という名の停滞が生じたら、一旦は現状をリセットして、仕事だけではない各方面の新たな目標設定することが、人生を充実させることにつながるのではないかと考えています。

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