弁護士の狩集です。
当事務所のスローガンは、「全てはお客様の仕合せのために」です。
弁護士になって既に10年以上が経過していますが、このことは私自身が仕事を通じて会得してきたことですが、明確に言語化したのはつい最近のことです。
先輩の弁護士の中には、先生と呼ばれ慣れてしまってしまい、どこかに俺が教えてやるといった態度をとる先生もいらっしゃるようです。私自身、実際にはお目にかかったことはありませんが…
私が修行をさせていただいた法律事務所の所長は、弁護士はサービス業であると公言され、実践していました。これを目のあたりにしていた私は、自然とお客様のためにという意識を持つことができました。
ドラッカーは企業の目的は「顧客の創造」であると述べています。顧客の創造というとなんだか理解が難しいのですが、私は、顧客のニーズをくみ取り顧客満足をはかるという意味に理解しています。今、目の前にいるお客様のために何ができるのか、お客様の立場に立って考えて、サービスを提供することが必要と思います。
お客様に喜んでいただきたいので、当事務所では、生け花を飾り、BGMを流し、フレグランスにもこだわっています。また、スピード対応を心がけ、随時の報告も心がけています。これは、尊敬する司法書士さんから学んだことです。
冒頭のミッションを事務所のメンバーが当たり前に実践・行動することができれば、社会に必要とされる、本当にいい事務所になるのだと思います。
経営者としての私の役割は、メンバーよりも視座を高く持ち、お客様に対するあるべき姿を明確にイメージして、それを組織として実現することであると考えています。
人は誰でも仕合せになりたいと思って生きているのだと思います。目の前のお客様の仕合せを考えれば、提供できることはたくさんあります。皆様も、今一度自社の業務について、お客様の仕合せの観点から、点検されてみてはいかがでしょうか。
最後に、「幸せ」ではなく、あえて「仕合せ」と記載したことには意味があります。こちらについては改めて、記載できればと考えています。