私は、毎年12月に翌年の経営計画書を作成することを一つの楽しみにしています。
平成28年の経営計画を立て始めて、今年で3回目となります。
平成29年の経営計画書を読み返したところ、大体8割のことは実践できていることが確認できました。残り2割のできなかった部分には、単に怠けてしまったものもありますが、計画当初は有効と思っていたことが、実際には成果が上がらないことが分かったり、諸々の利害関係から実行できないものもありました。
このブログを書くにあたって最初に作った経営計画書もついでに読んでみました。
2期分の経営計画書を比較すると顕著な特徴が出ていました。
平成28年の経営計画書は、抽象的・網羅的なものが多かったのですが、実践を重ねることにより効果測定と取捨選択ができ、平成29年の経営計画書は、より具体的かつ限定的な内容となっていました。改めて経営計画書を作り、それに沿って行動し、トライ&エラーを繰り返していくことの重要性を認識しました。
経営計画書立案の最大のメリットは、目標設定により、経営者自身のみならず組織を実行・行動に義務付けることができること、実践を通じて新たな課題が生まれ、新たな計画を立てることができることだと思います。このほかにも、長期的な視野が得られること、目標達成のためのアンテナが立ち、生活にメリハリがつくことなどでしょうか。デメリットは特に見当たりません。
経営計画書の作成をおすすめします。既に作られている方には、過去の経営計画書を通読することをおすすめします。多くの気づきが得られるはずです。