当事務所では、平成28年2月より毎月、顧問先様向けに経営上のヒントとなる金言集をお送りしてきました(平成30年10月現在32通送付)。
折々の言葉を振り返りながら、今思うことを書いていきたいと思います。
【ドラッカー365の金言:1月15日より】
アメリカの身体障害者雇用促進キャンペーンのスローガン
「重要なことは、できないことではなく、できることである。」
部下の欠点に着目するのではなく、強みを見つけ出し、その強みを伸ばす手助けをしてあげることが組織の精神として重要と述べています。
この当時、私はドラッカーにはまり、セミナー講座にも通っていました。講師の方から、ドラッカーが人間の尊厳を大切にしていること、経済発展により戦争を抑止しようと考えていたことなどを聞き、共感しました。
経営者は、従業員さんに対して、自分と同じ能力を求めたがるものですが、それは不可能です。従業員さんの存在をありのままに受け入れ、長所を見る。短所の改善は困難ですが、長所を生かせる場になるよう会社の組織・仕組を作ること。理想論かもしれませんが、かえって中小企業ほど実践しやすいことなのかもしれません。