しあわせになりたいと思って生きている方は多いと思いますが、しあわせとは一体どうことなのか、ここ数か月か考えていました。
悲しみや不平不満などネガティブことのない状態がしあわせなのではと漠然と考えていたところ、
松原泰道師の「般若心経入門」の
「喜びと嘆きは人生という乗り物の両輪。人生の軌跡また喜びと嘆きによって過去から未来へと画かれる」とのフレーズに当たりました。
確かに、できればネガティブなことに遭遇したくはないのですが、生きている限りは避けようがありません。そうであれば、嘆きをや苦悩を積極的に受け入れ、これらに遭遇したときの心の持ち方を変えるべきではと考えるようになりました。
薬師寺管長であった高田高胤師は
般若心経の「空」の概念について、
「かたよらないこころ、こだわらないこころ、とらわれないこころ、ひろく、ひろく、もっとひろく、これが般若心経、空のこころなり」と分かりやすく説明しています。
この高田師の「空」の考えからすれば、喜びに酔いしれず、苦悩の方は、ちょうど、春雪が私たちの体温に触れて、降るかたわらから溶けてしまうように、速やかに消え去ることを祈ればいいのでしょう。
企業経営では、色々なことが起こります。喜びだけでなく嘆きがあるのが自然なのです。
嘆きに対する心構えはできていますか?
般若心経の「空」の概念がヒントなります。
~同じ経営者だから共に歩んでいける~
社長の仕合わせサポーター
弁護士 狩集英昭
調布くすのき法律事務所 公式ホームページ